毎年、夏になるとこんな経験をしたことはありませんか？
気温が高く、汗をたくさんかいたのに全く痩せない。夏は基礎代謝がよくなるはずなのに、逆に基礎代謝量が低下してしまった。
実はウーマンウェルネス研究会の調査によると、「夏太り」の人数は「夏痩せ」の3倍も多いそうです。むしろ、夏は太りやすい季節ともいえるでしょう。
まず、夏太りの主な原因を見てみましょう。
原因1：夏になると、基礎代謝が低下する
基礎代謝は1日に身体が活動を行わない状態で消費されるエネルギーの量のことです。
私たちの身体は体温を維持するためにエネルギーを消費しますが、夏になると体内で熱を作る必要がないため、身体の基礎代謝が低下してしまいます。
つまり、外の気温と体温の差が大きければ大きいほど基礎代謝が増えるため、夏より冬の基礎代謝量が多くなります。
夏はたくさん汗をかくから、より多くのエネルギーを消費していると勘違いしやすいですが、夏の汗は基本体温調整の働きをしているため、ほとんどエネルギーを消費していないことをこれから意識していきましょう。
対策
代謝アップを目指し、日常から適切な運動を取り入れる。また、代謝アップの食事を意識して、身体のめぐりをサポートする食材をバランスよく摂取する。
原因2：夏は身体を冷やしている
冷え症は冬にあるお悩みと一般的に認識されていますが、実は、夏冷えで悩んでいる方がたくさんいます。
夏は一日中エアコンをつけっぱなしにしたり、冷たい飲み物や食べ物を摂りたくなりますよね。また、薄着で通勤して、冷房が効いたオフィスにいることで、身体を冷やしてしまうこともよくあるでしょう。
身体の冷えは便秘や血行不良以外にも、むくみ、睡眠トラブル、免疫機能の低下など様々な不調の原因になるため、夏こそ、しっかり冷え対策を取り入れましょう。
対策
アイスやコーヒーなど身体を冷やしやすいものを少なめにとって、身体を温める食生活にする。また、冬だけではなく、夏でもしっかり入浴習慣を続ける。
また、エアコンの温度を少し高め（27~28度）に設定したり、薄手のカーディガンを持ち歩くようにして、必要以上に身体を冷やさないようにしましょう。
原因3：暑さを避けるために、運動や外出が少なくなる
暑さに弱く、外出が減る方も多いでしょう。また、身体がだるくて運動をしなくなったり、日焼け対策として夜しか出かけないということもよくありますね。
運動不足によって、身体の活動量が減ると体内の筋肉量も減り、基礎代謝の低下につながります。
対策
常に身体を動かすことを意識する。外出が少なくなっても、簡単な室内運動を毎日続ける。
原因4：夏バテ気味だが、高糖質、高カロリーの食事をとる
気温が高く食欲はないが、夏バテしないようにと普段よりも高糖質高カロリーのものを食べる方がいます。甘いものや、油っぽいものをたくさん食べてしまうと食事の栄養バランスが乱れて肥満につながります。
対策
タンパク質、ビタミン類も意識しながら、しっかりバランスの良い食生活を意識する。
この夏は健康でキレイな身体を作るためにも、ぜひ今日からもう一度自分の生活スタイルを見直しましょう。
