
春の睡眠不足を解消!睡眠の質をアップする方法
暖かい日差しと心地よい風が感じられる季節がやってきました。
春の陽気に包まれると、ついウトウトしてしまいそうになりますよね。
「睡眠時間はきちんと取っているはずなのに、なんだか眠たい」「体がだるくて、疲れが取れない気がする…」そんな経験はありませんか?
実は、春は体内時計が乱れやすく、睡眠の質が低下しやすい季節です。
今日は、睡眠の質が低下しやすい原因と、睡眠の質を向上させる方法をご紹介します。
なぜ睡眠の質が低下するの?
①寒暖差
1年の中で最も寒暖差の激しい時期。朝晩は冷え込む一方、日中はぽかぽか陽気で暖かくなることが多く、
その寒暖差に身体がついていけず、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れると、寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めたり、眠りが浅くなります。
②花粉症
春は花粉症などのアレルギー症状が悪化しやすく、鼻づまりやくしゃみ、目のかゆみが原因で睡眠が浅くなり、ぐっすり眠れなくなります。
③日照時間の増加と体内時計の乱れ
春になると日照時間が増加し、体内時計の調整が必要になりますが、日照時間の急激な変化に身体が対応できず、体内時計が乱れることがあります。このリズムの乱れが睡眠の質を低下させます。
睡眠の質が低下するとどうなるのでしょうか?
①疲れが取れない
睡眠の質が悪いと、体の回復が十分に行われず、日中にだるさや疲れが残ります。十分な深い睡眠が取れないと、休息感が得られず、集中力や記憶力も低下します。
②免疫力の低下
睡眠不足や質の悪い睡眠が続くと、睡眠中に分泌される痛んだ細胞を修復する成長ホルモンが十分に分泌されず、免疫力が低下します。そのため、風邪をひきやすくなったり、体調を崩しやすくなります。
③精神的な不調
睡眠不足や質の悪い眠りは、イライラやストレス、不安感を増加させます。春は環境の変化に伴い、心身のバランスを崩しやすいため、睡眠の質が特に重要になります。
睡眠の質が低下していると、その他にもさまざな身体の不調が現れます。
どうすれば、質の良い睡眠が取れるのでしょうか?
質の良い睡眠を取るための5つのポイント
①寝室の環境を整える
春は、1日の寒暖差が大きいため、快適な温度に調整できるようにエアコンや加湿器を使うと良いです。
また、花粉症の方は、空気清浄機を使用するのも効果的です。
②規則正しい生活リズムを作る
起床時間と就寝時間を毎日同じに保つことで、体内時計が整います。
起床時には、カーテンを開けて日光を浴びることで、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が促進され、夜は自然に眠りやすくなります。
③寝る前にリラックスタイムを作る
寝る前にリラックスできる時間を作ることが大切です。
お風呂や、軽いストレッチ、深呼吸などを行うことで、体を休息させる準備が整います。
また、スマホやPCの画面から出るブルーライトを避け、寝室の照明を暗くすることも有効です。
④軽い運動を取り入れる
春は外で散歩をするのにも良い季節です。
軽い運動をすることで、眠りやすくなるホルモンが分泌されます。
⑤ビタミンB1を摂る
ビタミンB1は、イライラや不安などのストレスから神経を沈静化し、睡眠の質を向上してくれます。
豚肉・大豆製品・ナッツ等に多く含まれています。水洗いや加熱に弱いため、サプリメントで摂ることがおすすめです。
睡眠不足や質の低下が続くと、さまざまな不調となって現れます。ちょっとした生活習慣の見直しで改善することができます。
ぜひ、取り組めることから始めてみるのはいかがでしょうか?
出典:睡眠 – e-健康づくりネット(厚生労働省).“良い目覚めは良い眠りから 知っているようで知らない睡眠のこと”.厚生労働省.https://e-kennet.mhlw.go.jp/tools_sleep/ , (参照2025-3-24)