健康に大きな影響を与えてしまう”血液ドロドロ状態”から脱却するための食習慣について

不規則な生活や食習慣等は、私たちの健康に大きな影響を与えています。特に糖尿病脂質異常症高血圧症といった生活習慣病などはその代表的なものです。

ドロドロな血液とは、赤血球の柔軟性がなくなり白血球がくっついたり、血小板が固まりやすくなっている状態の血液のことで、血中のコレステロール値や中性脂肪が高い方に多く見られる傾向です。

しかし、血中のコレステロール値や中性脂肪が正常値でも血液がドロドロの場合もありますので、セルフチェックで現在の血液サラサラ度をチェックしてみてください。

血液のドロドロを解消に導く食習慣について

血液ドロドロは万病の元です。健康的な体づくりをするために欠かせないことは、血流を良くして、全身の隅々まで酸素や栄養を行き渡らせることです。

そのためここでは、血液をサラサラにする食習慣についてご紹介します。

オサカナスキヤネ」をご存知ですか?1日の食事の中に、上手に取り入れて欲しい8種類の食品で、その頭文字を取ったキーワードです。

お茶・オリーブオイル

お茶に含まれるカテキンは抗酸化作用により血管の老化を防ぎます。また、コレステロール値や中性脂肪・血糖値を下げる働きもあります。

オリーブオイルに含まれる不飽和脂肪酸には、悪玉コレステロールを減少させ動脈硬化や高血圧の予防効果があります。

サバやイワシなど青魚に多く含まれる、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は、中性脂肪を減らし動脈硬化や高血圧を防ぎます。また、脂肪の燃焼を促進させることで肥満防止効果も期待できます。

海藻

コンブやワカメに含まれる水溶性食物繊維は、中性脂肪を吸着して排出したり、血糖値の上昇を抑制する働きがあります。ミネラルが豊富で代謝が促進され、水溶性食物繊維のアルギン酸が血糖値の上昇を抑制することで、脂肪の吸収を抑えてくれます。

納豆

納豆特有の成分であるナットウキナーゼは、血栓を溶かして血液をサラサラにしてくれます。脂質代謝を促進するビタミンB12も豊富です。

酢酸・クエン酸が血液中の赤血球の膜を柔軟にしてくれることにより、血流が改善します。
ブドウ糖の燃焼を促進して肥満を防ぐ効果もあります。

きのこ

きのこに含まれるβグルカンは、コレステロールを下げたり、免疫を高める効果もあるため、疾病予防に効果的です。

野菜

健康維持に欠かせないビタミンやミネラルが豊富に含まれています。野菜には血圧を下げる効果や抗酸化作用をもつものもあります。1日350g以上の摂取を目指しましょう。

ねぎ類

玉ねぎ、長ねぎ、にんにく等、特有のにおい成分であるアリシンには血小板凝集を抑制したり血栓予防の作用があるため血液をサラサラにしてくれます。


参考:https://over-style.com/

どの食材も、スーパーマーケットなどで手軽に入手できるものです。毎日8品目を取り入れるのが理想ですが、難しい場合は3日単位で取り入れることから始めてみましょう。

食材だけではなく食事のスピードや食べる順番も大切

ただ良い食材を取り入れるだけではなく、食事のスピード食べる順番なども意識することが大切です。

食べるスピードはゆっくりと時間をかけて、食べる順番は食物繊維や不飽和脂肪酸を先にとってから糖質をとるようにし、また血流が悪くなる冷たいものは控え温かいものを積極的にとることで、より効果的になります

味の素の提供しているサイト、味の素パークでは、血液がサラサラになるレシピが数多く紹介されております。ぜひご参考にして下さい。

【味の素パーク】たべる楽しさを、もっと。「血液サラサラの献立

また、もう少し簡単に取り入れたいという方には手軽に飲める青汁をおすすめします。青汁の原材料に使われる植物大麦若葉には、健康に重要な栄養素が多く含まれています。

なかでも、抗酸化作用を持つクロロフィルSOD酵素という成分は、活性酸素を除去してくれるため、がんなど生活習慣病の予防に効果があるとされています。

さらに、大麦に含まれる大麦β–グルカンという水溶性食物繊維には、血中のコレステロールを抑える働きもあります。

青汁にはさまざまな種類がありますが、大麦若葉の効果を最大限感じるためには、大麦若葉100%の無添加・無農薬・砂糖不使用のものを選ぶことがおすすめです

私たちの体は、日々食べているものによって作られています。食習慣の改善が健やかな日々につながります。健康寿命を延ばすためには、まずは食生活から見直してみましょう。

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