あなたの不調の原因、それは「現代型栄養失調」かも・・・
あなたの不調の原因、それは「現代型栄養失調」かも・・・
便利な時代ですから、コンビニなどで買ったものでいつでもおなかを満たすことができます。
しかし、栄養が足りているのか?と言ったら別の話です。体調不良やイライラ、それはもしかしたら「現代型栄養失調」かもしれません。
栄養失調とは、主にエネルギー量が不足している状態を指します。戦時中や戦後まもなくのころは、食糧不足により満足に食事ができないことが原因でした。
現代型栄養失調は、エネルギーは十分足りているにも関わらず、タンパク質やビタミン・ミネラルといった、体に必要な栄養素が不足している状態のことを指します。
好きなものを好きなだけ食べられることにより、栄養過多、カロリー過多となってしまい、本来必要とする栄養素が欠けてしまうことにより引き起こされます。
さっそく、現代型栄養失調か簡単なチェックをしてみましょう。
●お昼はおにぎりや麺類だけで済ませることが多い
●お菓子や菓子パンを食事代わりにすることがある
●ストレスや疲れの解消にスイーツは欠かせない
●水分補給には水やお茶よりも清涼飲料水を飲むことが多い
●揚げ物をよく食べる
●お腹が空くとイライラ、そわそわしてしまう
●忙しくて食事を抜くことがある
●ダイエット中なので肉や魚、卵などはあまり食べないようにしている
●毎日晩酌している
●生野菜サラダを食べることが多く、加熱した野菜はあまり食べない
●レトルト食品や冷凍食品、デパ地下のお惣菜をよく利用する
どうでしたか?
1つでも当てはまると「現代型栄養失調」の予備軍といえます。
多く当てはまった人は、既に「現代型栄養失調」に陥っているかもしれません。
例えばこのようなことが体で起こります。
お菓子や菓子パン、おにぎりなどを多くとる→糖質過多になり、タンパク質が不足
タンパク質が不足すると、筋肉量の減少や筋力の低下、免疫力の低下や貧血、薄毛・抜け毛の原因になります。
偏食や野菜嫌いで野菜をあまりとらない→ビタミン・ミネラル・食物繊維が不足
ビタミン・ミネラル・食物繊維が不足すると、基礎代謝や免疫力の低下につながり、血管や細胞の老化などが進行します。
現代型栄養失調にならないために大事なことは、1日3食バランスの取れた食事を「効率よく」とることです。
例えば、ビタミンを例にあげましょう。
ビタミンは、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分かれています。
水溶性ビタミンは、水に溶けやすいので、食材をゆでたり、煮たりすると煮汁にビタミンが溶け出してしまうので、カレーやシチューなどで汁ごととることがポイントです。
脂溶性ビタミンは、油に溶けやすいので、油料理と一緒にとると吸収率がアップします。野菜炒めなどの炒め物でとることもおすすめです。
まとめ
①現代人はきちんと食べているつもりでも「現代型栄養失調」によって、必要な栄養素が不足して、不必要なものを過剰にとっている。
②現代型栄養失調は特にビタミン・ミネラルが不足しており、糖質を過剰に摂取している。
③バランスだけでなく、効率にも気を付けた食事方法。ビタミンやミネラルはとり方によって体内効率が大きく変わるものです。
しかし、調べたり、外食が多くて食事をバランスと効率を考えてとることが難しい方は、手軽なサプリメントを取り入れてきちんとケアすることが大切です。
手軽に続けられるものを上手く活用して、現代型栄養失調からくる体調不良や成人病予備軍をきちんとケアしましょう。
出典:山梨県厚生連.“健康情報”.山梨県厚生連健康管理センター.2024-5-23.https://www.y-koseiren.jp/, (参照2024-5-28)
出典:新潟薬科大学.“現代型栄養失調について”.新潟薬科大学.2024-4-2.https://www.nupals.ac.jp/, (参照2024-5-28)