クリルオイル研究

クリルオイルは食欲や代謝のバランスを改善する

食欲依存ホルモンの抑制・エネルギー代謝の改善

近年の研究で、体内の内在性カンナビノイド(以降、EC)が、人間の食欲とエネルギー代謝に関与していることが分かっています。

クリルオイルによるEC抑制効果

クリルオイルによるEC抑制効果 Nutrition & Metabolism 2011, 8:7

ECは脳などに存在するシグナル伝達物質で、肥満や糖尿病患者は、内在性EC濃度(AEAおよび2-AG)が高くなります。ECが増加すると食欲を増加させ、エネルギー代謝が悪くなり、インスリン抵抗性を誘導するので、糖と脂質の代謝に異常をきたします。

クリルオイルを摂取することにより、このECの増加を抑えることが確認されています。食欲やエネルギー代謝のバランスを改善することにより肥満対策となります。

臨床試験 クリルオイルによるEC抑制効果

クリルオイルによるEC抑制効果

クリルオイルによるEC抑制効果 Nutrition & Metabolism 2011, 8:7

肥満患者の男女に、クリルオイル、魚油、オリーブオイルを摂取してもらい、4週間後の血液中の内在性カンナビノイド(EC)濃度を測定しました。

その結果、オリーブオイルを飲んだ人は変化がなかったのに対し、魚油とクリルオイルは肥満患者のEC濃度(2-AG濃度)を低下させることが分かりました。

関連記事一覧