老化や体調不良の原因になる『ゴースト血管』って知っていますか?毛細血管ケアで免疫力UP!
昨今では新型コロナウィルス(COVID-19)など感染症への心配も増えています。
特に、免疫力の弱っている方や高齢者のリスクが高いといわれていますので、リスク軽減のためにも普段から免疫力に気を付けた生活を心がけたいですよね。
さて、先日8月16日(日)朝7時からTBS系列【健康カプセル 元気の時間】で、様々なメディアで話題の「ゴースト血管」について紹介されていました。
この番組内では、毛細血管をケアすることで、免疫力がアップし、コロナ予防にもつながると毛細血管研究の権威、大阪大学の高倉伸幸先生がお話しされていました。
全身をめぐる毛細血管をつなげると、なんと地球2周半の長さにもなり、この毛細血管が、栄養を身体の隅々にまで届け、溜まった老廃物を回収します。
しかし・・ストレスや活性酸素などによって毛細血管に血液が流れなくなり、毛細血管が消えてしまうことを高倉先生は「ゴースト血管」と呼び、これをきちんとケアしていくことが、健康と免疫力アップのカギだとお話ししています。
ここではもう少し詳しく「ゴースト血管」について考えていきます。
毛細血管は不調や老化のカギを握る”人体最大の臓器”
私たちの身体の中には、毛細血管が張り巡らされています。
この毛細血管を通じて、細胞に必要な栄養と酸素を届け、一方で不要となった二酸化炭素や老廃物を回収しています。
しかし、残念ながら毛細血管は加齢やストレスによって減少します。
これによって、血液が身体に行き渡らなくなり細胞の老化が進みます。また溜まった老廃物が回収されないために身体にさまざまな不調がもたらされるのです。
「ゴースト血管」を防ぐキーワード「Tie2」(タイツー)
毛細血管はとても繊細で紫外線や摩擦、ストレスなどで簡単に傷ついてしまいます。
毛細血管がダメージを受けると、肌の奥にある真皮に酸素や栄養分が行きわたらなくなり、シミやしわなどの老化の原因にもなります。
さらに毛細血管は身体の隅々に白血球も運んでいるので、血管のゴースト化によって、冷え、むくみ、だけでなく“免疫力の低下”まで引き起こすのです。
そんな繊細な毛細血管も、Tie2という美容酵素が活性化することによりよみがえって若返ります。
Tie2には、血管やリンパ管の壁細胞を安定化させ元気にする力があるのです。全身の血管の90%を占める毛細血管がよみがえることで、60兆個を超える全身の細胞に酸素や栄養分を届け、老廃物を回収してくれます。
ですから、、栄養の通り道となる血管のゆるみを整え、修復する接着剤の役割を担っているTie2を活性化することが大切です。身体の内側から元気になるために必要なのが、このTie2の活性化というわけです。
では、どうやってTie2を活性化させればいいのでしょうか?
Tie2の活性には運動と食事に秘訣が!?
過度な運動は血管を傷つけゴースト化の原因に?
適度な運動は健康にとって大切です。運動不足が続くと全身の血流が滞り、毛細血管のゴースト化に繋がってしまいます。
しかし、ハードすぎる運動や長時間のトレーニングにも注意が必要です。というのも、激しい運動をすると血管や身体の細胞を傷つける活性酸素を発生させてしまい、毛細血管をゴースト化させる原因となってしまうからです。
毛細血管のゴースト化が進んでしまうと、例え抗酸化成分の高い食物を摂取したとしても、その成分さえ全身に運ぶことができなくなってしまいます。
そのため、毛細血管ケアのための運動は、足ぶみ運動や手のグーパー運動で充分です。毎日やることを心がけましょう。
植物由来成分でTie2を活性させる!
ヒハツという名前を聞いたことがありますか?ヒハツはピパーチとも呼ばれ沖縄料理などでも親しまれているスパイスです。
沖縄そばや野菜炒めに使われたりしますが食事ではなかなかとりづらいという方には、サプリなどもあるので生活スタイルに合わせて、取りやすい方法で摂取するといいですね。
ほかにもTie2を活性化させる植物として、カリンやルイボスティー、シナモンなどがあります。植物由来成分でTie2を活性化させ、身体の内側から元気になりましょう。
ウィズコロナ時代と言われていますが、ウィルスに負けないためには、衛生面だけでなく免疫力を向上することが大切です。
とくに体中をめぐる毛細血管をケアし丈夫にすることが免疫力アップの近道になります。毛細血管を美しく健康に保って感染リスクから身を守りましょう!