記憶力や学習機能を高めるDHA・EPAの効果

オメガ3を十分に摂れば、高齢者の近くへも良い影響をもたらします。記憶力を維持し、加齢に伴う物忘れを軽減するためには、オメガ3の適度な摂取が推奨されています。

ヒトの脳は、胎児期の後期から生後2年間の小児期にかけて、急速な成長をしますが、この時期に特定の栄養素が不足すると、脳の発達が阻害される可能性があるといわれています。

オメガ3脂肪酸は胎児の脳の発達に重要なだけでなく、小児期から大人に成長するまで脳の機能に影響を与え続けることが確認されています。

注意力が散漫になりがちな青少年においては血液中のオメガ3の濃度が低い傾向があることが報告されています。

また、オメガ3を摂取することによって小児の集中力がまし、生活行動や学習に良い影響を与えると考えられています。

【監修】矢澤一良 先生
農学博士。クリルオイル研究会会長
早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構規範化学総合研究所ヘルスフード化学部門 研究員教授。
(株)ヤクルト本社中央研究所、東京海洋大学などを経て現職。

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