足のむくみを解消するためのリンパマッサージ
体の中に網の目のように広がっているリンパ管は、細胞が出した老廃物を回収・運搬している重要な働きをしています。しかし・・
リンパ管には、動脈ようなポンプ作用がありませんので、下肢静脈瘤になって血管の働きが悪くなると、リンパ液の流れも滞ってしまい、細胞に老廃物や余分な水分がたまりやすくなります。
足のむくみが気になるときには、リンパの流れ促す足のリンパマッサージを行いましょう。
足のマッサージのポイント
①優しく行う
手のひらと指を肌に密着させてなでさする、リンパドレナージュという技法を使います。リンパマッサージはテーブルクロスをなでるくらいの力で行います。
②末梢からリンパ節に向けて
リンパマッサージは末梢から上の方にあるリンパ節に向かって行います。ひざ裏にある膝窩リンパ節と、足のつけ根にあるそけい部リンパ節に向かってなでていきましょう。
③手のひらをぴったり当てる
ポイントは、マッサージしたい部分に手のひらをぴったり当てて、密着したまま手のひら全体を動かすこと。ゴシゴシなで上げるのではなく、皮膚の表面だけを動かす気持ちで。
④オイルやクリームを使って
ボディオイルやクリームなどを使って、マッサージの指のすべりをよくするのがおすすめです。香りのリラックス効果や、保湿効果なども得られます。
ふくらはぎマッサージ
ふくらはぎをマッサージするときは、下から上へ、円を描くようになで上げます。
①手のひらと5本の指全体を使ってマッサージ
②円を描くように、下から上へなで上げる
③最後はひざ裏に向かって流すイメージ
太ももマッサージ
太ももをマッサージするときは、手のひら全体を使ってむらなく流すようにします。
①太もも外側からスタート。円を描くように
②太もも裏側はセルライトができやすい箇所
③最後はそけい部に流し込むイメージで
ふくらはぎをもむ
ふくらはぎをもむことで、ふくらはぎが柔らかくなります。体は軽く動きやすくなったり、運動量も増えたりします。
まずは足首からスタートしましょう。筋肉と骨のきわに沿うようにして、ギュギュっと力を入れて揉んでいきます。
特に、こりこりしているところや、こっているところはイタ気持ちいいくらいの力加減で揉みましょう。
また、かかと近く、アキレス腱の上あたりから、ふくらはぎの中央あたりもしっかり力を入れて揉んでいきましょう。
脂肪や、筋肉がついて、揉みにくいところは、お肉をギュっとつかむような感じで行いましょう。
足がつる、こむら返りの対処法
足がつったり、こむら返り起こってしまったときは・・
つま先を引き上げる。こむら返りは、腓腹筋を伸ばすのが大事です。つま先をもってすねの方に引き上げるようにしてストレッチし、5秒ほどそのままにしたら、ゆっくりと元に戻します。痛みが治るまで続けてください。
また、こむら返りにならないためには日頃から以下のことを心がけましょう。
①普段からストレッチをしておく
普段からアキレス腱を伸ばすストレッチをしましょう。特に足が疲れた時は、こむら返りが起こりやすいので、念入りに行いましょう。マッサージもおすすめです。
②寝る前に水を1杯飲む
睡眠中に足がつる人は、水分不足の可能性があります。寝る前にコップに0.5~1杯程度のお水を飲みましょう。
③足を冷やさない
手足が冷えると、筋肉が緊張状態になり、こむら返りしやすくなります。寝るときは、部屋の温度に注意し、締め付けない靴下をはきましょう。また、毛布もしっかり掛けましょう。