季節の変わり目 起こる体調不良
季節の変わり目では体調を崩す方・倦怠感を感じる方が増える傾向にあります。寒暖差や気圧の変動が原因とされていますが、それらがどう身体に影響しているのでしょうか。乾先生にお伺いしてきました。
なぜ人間のカラダは季節の変わり目に体調を壊しやすいのか?
白鳥スタッフ
今のような季節の変わり目は体調不良を感じる方が多いと思います。例えば寒暖差の変動は、どのように身体に影響しているのでしょうか。
人間には「ホメオスタシス」という仕組みが備わっています。例えば北極のような極寒の地でも、人間は体内の中の温度を一定に保とうとします。
しかし、それは「保てる」というだけであって身体の中では非常に大きなエネルギーを使って調整しているわけです。つまり身体に負担がかかっているということです。
そう考えると、季節の変わり目で「なんかぐったりするな」というのは自然なことだなと思いますよね。
Dr.乾
なるほど。そう考えると確かに自然です。
白鳥スタッフ
Dr.乾
具体的には、自律神経が影響しています。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、これらがうまくバランスを取って体温や代謝など様々な調整を行っています。
寒暖差が大きくなると、自律神経が体温を調整するためにエネルギーを消耗してしまうため、倦怠感や不調を感じるのです。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、これらがうまくバランスを取って体温や代謝など様々な調整を行っています。
寒暖差が大きくなると、自律神経が体温を調整するためにエネルギーを消耗してしまうため、倦怠感や不調を感じるのです。
気圧についてはいかがでしょうか?
白鳥スタッフ
Dr.乾
気圧の変動があると、耳の奥にある内耳が感知し、脳に情報が伝達されます。それによって自律神経が乱れてストレス反応を引き起こし、交感神経が興奮状態になります。
その結果、頭痛や消化器官の不調など、様々な身体の不調につながってしまうのです。
その結果、頭痛や消化器官の不調など、様々な身体の不調につながってしまうのです。
自分で意識することで対策は出来ますか?
白鳥スタッフ
Dr.乾
はい。基本的なことですが、朝食をきちんと食べたり、睡眠をしっかり取ったり、生活習慣を整えることはとても有効です。
また、自律神経を整える栄養素(タンパク質やビタミンB6)を意識して摂取するのも良いでしょう。
また、自律神経を整える栄養素(タンパク質やビタミンB6)を意識して摂取するのも良いでしょう。
医療法人社団 創雅会 理事長
銀座アイグラッドクリニック院長 乾 雅人 先生
銀座アイグラッドクリニック公式HP → https://ginza-iglad.com/
Dr.乾 / 〜医の常識を揺さぶる人〜 → https://youtube.com/@inuimasato