普段なにげなく生活しているときには、特に意識はしていないものですが、人間の身体とは本当に複雑で精密によくできています。
そんな身体の臓器の中でも特に優れているのが「毛細血管」です。
毛細血管は「人間が生きるために必要なことがすべて詰まっている」といっても過言ではないほど重要な臓器です。
『人は血管とともに老いる』という有名な言葉がありますが、原文のウィリアム・オスラー博士が指しているのは「動脈」のことでした。しかし、現代の先端医療が注目しているのは「毛細血管」です。
動脈・静脈・毛細血管というすべての血管の中で、毛細血管が占める割合は「99％」。つまり、血管のほとんどは実は、毛細血管なのです。
身体を構成する要素にはすべてに意味があり、全身に毛細血管が張り巡らされているということは、生命活動にかかわる大きな役割を与えられているからです。
生命活動の命の根幹を担う毛細血管の役割
生命活動といえば、真っ先に思い浮かべるのは「食べる」ことかと思います。
ですが、一般的なイメージでは、食べたものが胃や腸で消化、吸収されて、残りかすが排泄されるといった程度のものでしょう。実際には、その先。
食べたものがどのように全身をめぐり、どのように組織に届けられ、身体にどのように影響して、血となり肉となるのか。
それこそが生命活動の核心です。
そして取り入れた栄養が血となり肉となるために届けられる現場こそが毛細血管なのです。さらに、毛細血管は病原菌などの外敵から体を守ってくれる免疫の戦いの現場でもあり、病気になるか、ならないかの最前線ともいえるのです。
生命活動の根幹を担う毛細血管の働きを知り、毛細血管の衰えが気付かぬうちに進行し、心と体、見た目にどれほどのダメージを与えるかを理解すれば、毛細血管ケアの必要性をしっかりと認識できると思います。
毛細血管美活では、毛細血管の働きに関する知識や、毛細血管ケアに役立つ情報を発信していきたいと思います。
健康の要となる毛細血管は、実は毎日のちょっとした心がけで減少を防ぎ、増やすことも可能となっています。微力ながら私どもの配信が、皆さんの健康のサポートとなれば幸いです。
