“血流の滞り”はむくみや下肢静脈瘤の大敵!自宅でできる「座り方」と「寝方」のちょっとした工夫
足のむくみや下肢静脈瘤は、血流が正常に循環しなくなるために起こります。
足のむくみや初期段階の下肢静脈瘤は、ちょっとした工夫を生活のなかに取り入れるだけで解消することができますので「血管を鍛える」ことと「血流を良くする」ことを意識しましょう。
また、血流を改善し血管を鍛えることは、心筋梗塞や脳梗塞といった命をおびやかす『血管病』の予防にもなるのでいいことづくめです。
血流を滞らせない座り方
外出先や仕事中は、どうしても同じ姿勢を続けたり、窮屈な服装で過ごさなければならない人も多いはず。そんな場合は、部屋で過ごす時間の座り方をひと工夫してみましょう。
正座や横すわりは、ひざ裏やそけい部を圧迫するのでNG。
「ソファに寄りかかる」「椅子の背中にクッションを入れる」などゆったりした姿勢をとるようにしましょう。足を前に投げ出すような座り方がおすすめです。
椅子に座るときもクッションを入れてしまうと少しだらしなく見えますが、前のめりにならないようにするこの姿勢が血管への負担を少なくします。
足が疲れたなと感じるときは、横になって、壁や椅子の上に足を上げると、下に溜まった血液が戻ってきます。足の力を抜いてリラックスすると血流もよくなりますよ。
壁だと足の高さを調節できて便利です。お尻が壁につくほど高く上げるのも実は効果的。
血流を滞らせない寝方
寝るときは、やや硬めのクッションか枕に足を上げて寝ましょう。睡眠中に足がつりやすい人、翌朝まで足のむくみが残っている人は、ぜひお試しください。
(あまり高くすると腰を痛めてしまうかもしれないので注意。)
毎日のリラックスタイムの、座り方や寝方を少し工夫するだけで、血管・血流のサポートになるのです。手間がかからず、すぐ試せる実践方法なのでとってもおすすめです。