酷暑!熱中症にならないための4つの予防策
最近、異常気象で夏になると気温が30度を超える日が続きます。ニュースでは、熱中症と言う言葉を耳にすることが多くなります。
熱中症といえば、めまいがしたり、体温が高くなったり、全身の倦怠感や吐き気、食欲不振、頭痛などの症状が一般的に知られています。
重度の熱中症になると、意識障害、けいれんなどの症状にも繋がり、入院して集中治療の必要性もありますので、酷暑の夏はいつも以上に熱中症対策をしっかり行いましょう。
熱中症とは?
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分やミネラルのバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かなくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす症状のこと。
真夏と梅雨明けの時は特に熱中症に注意が必要です。
また、乳幼児や高齢者は、熱中症を起こしやすい傾向があるため、この時期はご家族の体調管理もしっかり心がけましょう。
熱中症は重症度によって、3つの段階に分けられます。
めまいや立ちくらみ、筋肉痛、大量の発汗などの症状がある場合は現場での応急処置で対応できる軽症に該当します。
しかし、頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感などのような症状が出たら、病院への搬入が必要と判断します。
また、意識障害、けいれん、手足の運動障害など入院して集中治療の必要性のある重症に該当しますので、救急車など迅速な対応が必要です。
意外と知られていない「室内熱中症」
熱中症といえば、屋外で発生するイメージが多いかもしれませんが、総務省消防庁によると、2017年から2019年まで、約3割から4割の熱中症が室内で発生しています。
一般的に、乳幼児や高齢の方が室内熱中症にかかりやすい傾向があります。
現在コロナの影響により、在宅勤務も新しいライフスタイルになっていますが、在宅生活も「熱中症になりやすい条件」を生みだすリスクもあります。
室温や湿度の高いところや風通しの悪いところは室内熱中症をおこしやすいため、快適な在宅環境を保つことがポイントです。また、長時間の作業や、不十分な水分補給も気を付けなければなりません。
それでは、熱中症の予防策を一緒に具体的に見てみましょう。
熱中症にならないための4つの予防策
①暑さを避ける
扇風機やエアコンで室内温度をこまめに調節するように心がけましょう。
室温が高い時だけでなく、湿度が高い時も熱中症に注意が必要です。温度計・湿度計・熱中症計などを活用して、快適な室内環境を保ちましょう。
また、外出の際は日傘や帽子を着用、通気性のよい服などもおすすめです。特に強い日差しの下の激しい運動は控えましょう。
熱中症の予防を目的に、環境省と気象庁が全国の「熱中症警戒アラート」を共同で発表しています。
一般的に、前日の夕方、または、当日の朝に発表されます。アラートに心がけながら熱中症対策をしっかり行いましょう。
②こまめな水分補給
お出かけに関係なく、毎日こまめに水分・塩分などを補給しましょう。
のどが渇いてない時にも、水分をしっかりとることが大切です。
③日常の健康管理
熱中症の予防には、暑さに負けない体作りもとても大切です。生活リズムの乱れも熱中症をおこす原因の一つです。
日常から適度な運動、適切な食事、そして、十分な睡眠をとるようにしましょう。
④マスク熱中症に注意
コロナもしばらく続く傾向があるためマスク生活が続いていますが、マスクをしている時こそ普段よりも熱中症対策に注意しましょう。
室外では他の方と十分な距離を離れている時は、マスクをはずして日陰で休みましょう。マスクを着用している時は、特に激しい運動は控えましょう。
異常気象が常態化する傾向により、毎年の夏も少しずつ大変になりそうな傾向があると話題になっていますが、酷暑の中で熱中症対策に心がけながら、健康で穏やかな日々を過ごしましょう。