おやつに選びたいハイカカオチョコレートの健康効果とは?カカオプロテインとポリフェノールの特徴について
チョコレートの健康効果は色々なところで見かけます。よくコーヒーブレイクなどでお菓子として食べられますが、その健康効果は本当でしょうか?
・どのチョコレートを食べてもそういう効果が期待できるのでしょうか?
・チョコレートはどんな物を選んだほうがいいでしょうか?
・チョコレートを食べても太らないのは本当でしょうか?
こういう疑問を持っている方も多いと思いますので、ここではチョコレートの健康効果について詳しく説明します。
チョコレート効果が詰まっているカカオ豆について
カカオの樹の果実の中にある種はカカオ豆と呼ばれて、それがチョコレートの主原料です。チョコレートの効果は、基本的にこのカカオ豆による健康効果とも言えます。
では、なぜカカオ豆は身体にいいのでしょうか?
それはカカオ豆に「カカオプロテイン」と「カカオポリフェノール」がたっぷり含まれているからです。
カカオプロテインによる便通改善効果
最近新しく発見されたのがカカオ豆に含まれるカカオプロテインというタンパク質の便通効果です。
このカカオプロティンの難消化性の性質によって、便のかさ増し効果や腸内フローラを変化させることが期待できます。
また、カカオ豆にはカカオプロテイン以外、カカオポリフェノールもたくさん含まれています。
ポリフェノールといえば、赤ワインもポリフェノールが含まれ健康に良いことで知られていますが、実はダークチョコレートに含まれているポリフェノールは赤ワインよりも多いです。
それでは、ポリフェノールの健康効果を見てみましょう。
ポリフェノールの健康効果
①抗酸化力でアンチエイジングと美容
人間は呼吸するときに「酸素」を吸い込みますが、その内の一部が酸化して活性酸素になります。活性酸素が多すぎると身体が酸化して、肌や体を加齢化させ見た目だけではなく病気にもなりやすいです。
ポリフェノールは高い抗酸化作用が期待できるため、活性酸素の働きを抑え美容とアンチエイジング効果が期待できます。
②アレルギーの改善
活性酸素が多すぎると身体の免疫システムが過剰に反応してしまいアレルギー症状も出てきます。ポリフェノールの活性酸素に対する抑制効果によって、アレルギーの改善も期待できます。
③動脈硬化の予防
動脈硬化も活性酸素による影響が大きいです。活性酸素はLDL(悪玉)コレステロールを酸化させるため動脈硬化になる大きな要因になります。カカオポリフェノールはLDL(悪玉)コレステロールの酸化を抑制して、動脈硬化の予防もできます。
④血圧を下げる
血圧は血管の詰まりによって高くなってしまうことがあります。すなわち、血圧を下げたい場合は血管を広げることが大事です。カカオポリフェノールが血管壁に生じた炎症を軽減し、血管を広げ、血圧を下げる効果が期待できます。
⑤脳を活性化させる
脳の活動を支える代表的な栄養成分は BDNF(Brain-derived neurotrophic factor)と呼びます。BDNFは記憶や学習などの認知機能を促進する効果がありますが、加齢とともに減ってしまいます。
愛知学院大学で実施された研究によりますと、高カカオチョコレートに含まれる高濃度のカカオポリフェノールが脳の血流量を増やし、BDNFを含む血流の増加によって認知機能を高める可能性が見つかりました。
チョコレートの太らない食べ方について
さて、チョコレートをどう選べばいいでしょうか?チョコレートを食べても太らないのは本当でしょうか?
実は、ストレスによる食べ過ぎも太る原因の一つですが、チョコレートにはテオブロミンという苦味の成分があり、精神を安定させるセロトニンの働きがあります。
チョコを食べて気持ちが落ち着いたら過食を防ぐ効果も期待できますが、カロリー&糖分が多めのものを食べたら太りの原因にもなりますのでチョコの選択が大事です。
すでに気づいた方もいると思いますが、ハイカカオというキーワードがポイントです。
さらに、最近では血糖の健康につながるGI値というキーワードもとても大事です。GI値は食後血糖値の上がり易さをあらわす指標で血糖健康にも影響が大きいです。
高GI食品は肥満や脂質・糖代謝異常、高血圧を伴うメタボリック症候群などのリスクが高く、逆にそういったリスクの低い低GIチョコも最近トレンドです。
ここではチョコレートの健康効果や、注意事項について紹介しました。これからも日々のささやかな食生活改善から健康管理に気を付けましょう。